平成27年11月3日~4日にかけて第4回例会が開催されました!!
今回はいつもの例会とは違い、福江島の外で例会を開こうという試みで久賀島、奈留島、上五島町にて例会を行いました。
現在、長崎では教会群の世界遺産登録に向けて観光地整備や教会の保存などあらゆる対策がとられています。
そこで、世界遺産に推薦されている久賀島の『旧五輪教会堂』、奈留島の『江上天主堂』、上五島町の『頭ヶ島天主堂』ではどのような対策がとられているのか、各地の方にご協力いただきお話を伺うことができました。
久賀島の旧五輪教会堂は1181年(明治14年)に建てられたカトリック浜脇教会の旧教会堂をそのまま移築したもので、それが今でも信徒の方々が手入れを行い保存されています。現在は教会としては利用されてはいませんが、観光ツアーで来られた方など事前に連絡をしておくと教会守の方の説明を聞くことができるようになっていました。もちろん、教会内の見学も可能です。
奈留島の江上天主堂では五島市地域おこし協力隊 奈留担当の東さんからお話を伺いました。
江上教会のある江上地区では急激な過疎化により現在では信徒の数が2人にまで減少しているそうです。
しかし今でも教会では月に1度ミサが行われていたり、数年前には結婚式が行われるなど「生きた教会」として教会守によって管理され歴史や価値を伝えています。
江上天主堂を訪れる人は今年に入り急増しているそうで、ほとんどの方がパッケージツアーで来島されているそうです。
しかしパッケージツアーだと江上教会のある奈留島での滞在時間が短く、いかに滞在時間を伸ばすかが今後の課題だと話しておりました。
そこで、東さんは島民の方と協力して教会見学だけでないイベントを企画していました!
2015年12月13日「奈留島サンタラン2015」
奈留教会から江上天主堂までをサンタの仮装をして歩くイベントです。
是非皆さんも参加してみてはいかがでしょうか。
上五島町の頭ヶ島教会堂では上五島町役場の方から祝日にも関わらず教会の紹介、町としての観光に対する対策などのお話を伺うことができました。
上五島町としては、宿泊施設や駐車場問題など観光客の受け入れ態勢など様々な問題がある中で、いかに現在の教会の雰囲気を壊さずに残していくか、外国人観光客にはどう対応するかなど貴重なお話を伺うことができました。
参加された皆様、ありがとうございました。おつかれさまでした!!
今回は移動例会ということで初の試みでしたが、多数のご参加を頂き大成功を納めることができました!!
可能であれば、また来年も移動例会を開催しましょう!